福井中小企業診断士協会

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8月福祉ビジネス研究会で介護事業の基礎知識を学ぶ

2016-09-02

 8月30日(火曜日)18:30よりアイアイ鯖江・健康福祉センター小会議室で福祉ビジネス研究会を開催し、5名が参加した。
 前半は、介護事業の基礎知識をテーマに、福井県健康福祉部 長寿福祉課 介護保険支援グループ 斉藤輝幸様から、「介護事業の基礎知識」について講義をいただいた。
 まず、高齢者保健福祉政策の流れを、年代別に講義いただいた。高齢化率の推移や従前の制度の問題点を提示しての説明であったことから、非常にわかりやすく納得の上で理解することができた。
 また、現行制度に関して、背景となる人口統計や予算の出どころ、また、現状の制度と今後の改正ポイントも詳しく講義していただいた。平成29年度から大きな改正が予定されており、各事業所への説明会の前に新制度への移行のパターンなどの重要なポイントを知ることができた。今後の企業診断においても、おおいに役立てることができる。
 最後に、介護保険制度の課題と対策を講義いただいた。「介護保険給付費の抑制」と「介護人材の確保」という介護業界を取り巻く2つの課題に対して、私案も入れて計11個の対策を披露していただいた。その中で介護事業所の抱える問題点や介護事業所の目指す方向性を示唆していただき、今後、我々中小企業診断士が取り組むべき方向性のヒントを得ることができた。
 斉藤様におかれましては、120分間ものあいだ熱心にお話しいただき、最後に我々の質問を丁寧に受けてくださった。参加メンバー全員が、感動・感謝するに至った。
 後半は、約30分間、本年度3月末まで取り組む研究課題として、何に焦点を当てるかを検討した。
 初めに、介護分野と障害分野の2本立てにする旨を皆で合意し、介護・障害それぞれでテーマを設定することとした。
 介護を取り巻く環境は、本日前半の斉藤様の講義において「県内の介護事業所では介護人材確保が課題となっており、その対策として行政はキャリアパス制度の導入を推進している。」との説明があった。しかし、「制度が導入できない」あるいは「制度はあるけど運用できない」といった事業所が多いとのことであった。よって、我々は、介護事業所に特化したキャリアパス制度のモデル設計をテーマとすることとした。なお、これは候補としておき、次回の研究会で他のメンバーも入れて再考のうえで最終決定することとした。
 障害を取り巻く環境は、平成18年4月より障害者自立支援法が施行され、保護等を中心とした仕組みから、「自立支援」を通じて地域での生活を促進する仕組みへと大きく転換している。就労支援施設では工賃アップが課題となっており、なかでも多くの事業所が販路開拓を弱点としている。よって、我々は、移動販売事業のオープンから繁盛店までのモデル設計をテーマとすることとした。なお、県内の就労支援施設で移動販売事業を始めようとしている事業所があることから、研究会としてそちらと連携していくこととした。
 なお、当研究会は、今後は毎月1回の開催とし、来年3月には成果発表会を開催する旨、皆で合意した。次回は10月26日(月)18時半からアイアイ鯖江・健康福祉センターで開催することを決め、閉会した。

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