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10月例会で創業事例と技術連携を勉強

2016-10-31

 10月27日(木)18時より、アオッサ601会議室を会場に10月例会を開催、会員23名が参加した。今回は、県内のものづくり支援に向けて設置されたふくいオープンイノベーション推進機構に関する説明と今年福井市内にオープンした「そばdining 一福」代表の山内氏から創業の経緯や今後に向けた想いについて伺った。

(1) 「ふくいオープンインベーション推進機構の人材データベースについて」
講師 福井県工業技術センター所長 強力真一氏
 平成27年6月に、福井県と経済界、大学・高専、金融機関等が連携して、地域におけるイノベーション創出を目的に推進機構を設置した。現在は、企業ニーズの掘り起しや研究機関シーズおマッチングを図るために交流会を積極的に開催し、350社を超える企業が参加している。具体的なテーマとして宇宙産業、災害対応ロボット、医療産業を取り上げ、共同研究プロジェクトを進めている。オープンイノベーションを実現するには人と人とのネットワークづくりが重要で、中小企業診断士の皆さんにも、経営部門の専門家として登録いただき、プロジェクトの推進役としてご協力いただきたい。

(2) 「創業とこれからの一福について」
講師 そばdining一福 代表 山内 魁 氏
 池田町にあるそば店の長男として生まれ、県外大学進学を契機にそば店を継ごうと考え、大学時代は食を活かして地域活性化イベントを学び、卒業後は飲食チェーンに就職し、店舗経営のノウハウを学んだ。県外に出てみると、福井の食のおいしさを実感したが、一方で都会では全く知られていないことに気づき、将来は福井の食を全国に発信する仕事をしたいと考えた。
 開業に向けては、福井商工会議所のゼミに参加し、講師の支援を受けながら、3か月かけてお店づくりのコンセプトを作り上げた。30歳で開業をと考えていたが、講師の勧めもあり4年早くスタート、自己資金が少ない中で始めたことで、最初は運転資金を稼ぐために一所運命働いた。当初は、開店後にいろいろと出てくる問題を徐々に解決していこうと考えていたが、想定以上に忙しかったことで、スタッフの育成やご近所さんへの配慮など気づかなかったことでお叱りを受ける場面も多く、それ以降、地区の行事等へはできるだけ協力している。今では、ご近所さんが駐車場を貸してくれたりお客様を紹介していただけたりと仲良くできている。
 そば店といればお昼がメインで、夜のお客様が少ないのが現状だったので、これを変えようと夜がメイン、ターゲットは女性として、若い方でも使いやすい「締めにお蕎麦がおいしい居酒屋」を目指した。若い人が頼みそうなメニューは敢えて低価格に設定し、SNSで発信してもらえそうな盛り付けや閑散期に割安な女子会セットを設けたり、特徴である「塩だし」を使ったメニュー増を図っている。その結果、現在8割のお客様が女性で、狙ったターゲット通りの来客となっている。
 今後は、人材育成に力を注ぎながら、売上を上げられる勝ちパターンのメニューづくりに取り組むとともに、イベントへの出店などを通し知名度向上を図り、通販やギフト市場にも参入したい。将来は、首都圏に出店し、福井の食、塩だしそばを全国区にしていきたい。

 例会終了後、講師を務めた山内氏が経営する「そばdining一福」に会場を移し、お店づくりやメニューづくりのコンセプトを確認するとともに交流と懇親を深めた。

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