福井中小企業診断士協会

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6月宿泊例会「マネジメントゲームで疑似経営」を学ぶ

2018-08-20

『MG研修の概要』

 6月23日(土)・24日(日)の2日間にわたり、あわら温泉清風荘を会場に6月例会を初めての宿泊例会として開催、会員他10名が参加した。講師には、当協会会員でインストラクターの谷川会員・アシスタントとして橋爪氏に協力頂き、擬似的に経営を体験できるマネジメントゲーム(以下:MG)を行った。
 MGとは、ゲームの中で一人一人が1社の社長になって、「5期の経営の間に自己資本額をいかに増やすことができるか」を競うゲーム型の研修で、1期ごとに本格的な決算~経営戦略立案~次の期のゲーム実行、という流れで2日間5期分の経営を体験し、経営者の感覚を身に付け、経営の理論を学ぶ内容。日々中小企業の経営者と接している中小企業診断士として、擬似的にとはいえ、経営をするという体験は貴重なものであった。
 テーブル毎に市場を決めて5名がそれぞれ会社を経営する。1期目は練習期として全員同じゲーム内容と決算を実施した。毎期ごとに決算フローシートで決算書を作成し、決算と同時に会計、経理の知識を身に付けながら進めていく内容で、会社の利益構造が理解でき、今何をするべきかなど迅速な意思決定が求められ、利益をもとにした計画作りや、行き当たりばったりの行動ではなく逆算思考が身につく研修であった。
 また、毎期の自己資本の成績はグラフで一目瞭然に貼りだされ、自分の立ち位置と共に競合の情報も得る事で戦略・戦術を柔軟に変化させる事もできる。
 この研修を通して、会社経営は意思決定の繰り返しであり、社長の思いがそのまま会社にあらわれる事を実感した。またリスクカード(例:火災、盗難など)もあり、リスクヘッジの必要性も痛感した。
 同じ金額、同じ条件でスタートしても、瞬間瞬間の「意思決定」で会社が変わり、売上・利益が変わる。大きな商売をするか、小さくコツコツと商売をするのか、会社経営は社長の意思決定次第である。会社をどうしたいのか、ビジョンを描く事が重要であり、その上で経営計画を作り、綿密な実行計画を立てる。PDCAをどんどん回していく事が肌で体感できた。
 いくら売上を上げても、安売りしたり経費をかけすぎては「儲け」は出ない。しっかり売って儲けたつもりでも決算してみると、こんなはずでは・・・という事も体感する。お金がなければ材料も買えないし、商品開発や教育、広告も出せない。そもそもお金がなくなれば会社は成り立たない。キャッシュの大切さも改めて再確認した。
 社長の立場を体験することで本当に様々な気づきを得る事ができた研修だった。
 1日目例会後、同じルールで同じ体験をした者同士、MGから経営に関してまで語り合い、親睦を深めた。2日間で合計5期分の企業経営を疑似体験することになる。おそらく1日だけでは、「継続的に収益を確保する」という面白さや難しさを体験することはできなかったであろうと推測する。つまり、宿泊で十分時間をかけられるからこそ、学びや気付きが大きくなるということを痛感した。

『6月例会の感想文(一部)』

  • 最初のうちは慣れないルールにとまどい、つまずいてしまった。企業の長期性を考えた上で、価格競争を避けた販売方法では展望が開けた。
  • 経営を疑似体験できて大変面白かった。2回3回と場数を踏めばより実践的に思考し経営できるのではないかと思う。
  • ゲーム形式で実際に頭と手を動かしてやっていくことで、感覚的にとらえられるところが、とても興味深く感じました。
  • 今回初めて参加でしたが、大変有意義で充実した二日間でした。学んだことはたくさんありますが、まず、参加前によく戦略を練っておくことです。途中で変更することも大切な時はありますが、なるべく流されず実行することが必要と感じました。
  • 実際に会社を経営している方の気持ちが少しでも分かるようになった気がして、非常に有意義でした。
  • 初めて参加させて頂きましたが、非常に勉強になりました。特に頭の中では理解していた利益を出すための手法が、MQ戦略を通じて腹落ち致しました。

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MG中①

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MG中②

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あわら温泉清風荘にて開催

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表彰式

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