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「中小企業金融円滑化法」期限切れ(その1)

2012-12-14

「中小企業金融円滑化法」(以下、「円滑化法」という)が、来年25年3月をもって期限切れになる。
それを受けて、平成24年8月に「中小企業経営力強化支援法」(以下、「支援法」という)がスタートした。

<戦々恐々、中小企業>

円滑化法の期限切れにより、借入返済を猶予されている中小企業への影響は、一体どうなるのであろうか。
これを機に、金融機関は借入返済を迫り、それに応じられない企業は、自己破産に追い込まれるのか。
それとも、政府が新設した支援法が機能し、何とか事業継続が守られるのか。
今の段階では、不透明としか言い様がない。

(1)中小企業の恐れ
中小企業とすれば、経営改善の兆しが見られない企業に対し、金融機関も政府もさっさと見切りをつけ、支援の手を引いてしまうことを、最も恐れる。
もしそうであれば、覚悟を決め、その時に備え、今から準備を進めていく必要がある。

(2)中小企業の期待
都合のいい話ではあるが、支援法が実質的に円滑化法引き継ぎとしての機能を発揮するものであり、返済猶予が先延ばしされるものであれば、有難いものとなる。
もしそうであれば、とりあえずは安心して、経営の好転に向け、必死の努力を続けていくことが出来る。

(3)中小企業の夢(?)
円滑化法期限切れまでに、自主廃業に向けて、自社の債権・資産を回収・処分し、経営者も資産を処分した資金を投入し、債務・借入を清算・返済する。
不足する部分については債務免除を仰ぎ、全ての清算を結了する。
その上で、企業経営などという馬鹿なこと(?)は、二度と考えないよう決意する。
リセットがなった以後は、施設に入り生活保護を受け、ボランティアに精を出すなどして、細々ながらも枕を高くして、残りの人生を送る。

(神尾 修二)
(その2へ続く)

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