あわら市長を訪問し観光活性化へ向けて提案

(一社)福井県中小企業診断士協会観光産業化研究会では、令和3年度の自主研究事業として会員有志9名が参加し、データ収集、現地調査、提案執筆に取り組んでいた「あわら市の観光活性化への提案」について、この3月に報告書（A4判96ページ）をまとめた。
　去る令和4年3月30日に、研究会の代表を務める当協会の峠岡、川嶋両副会長があわら市の森之嗣市長、前田健二観光協会会長を訪問し、今回の提案内容について説明するとともに意見交換を行った。
　報告書では、データ分析から見えるあわら市の観光現状や北陸新幹線金沢開業による石川県への観光入込客数の変化からみたあわら市の対応ポイントの他、観光の中心となる「あわら温泉」の活性化に向けて、個々の旅館の差別化、温泉街としての賑わい創出、周辺市町や観光施設との連携や交通インフラの整備など「あわら市観光振興戦略」に沿って具体的な提案を行っている。
　あわら市の皆さんからは、「北陸新幹線の県内開業が2年後に迫る中、コロナ禍により具体的な取り組みが遅れており、提案いただいた内容について温泉旅館をはじめとする観光関係者と共有しながら活用させていただきたい」と、今後の連携についても期待が寄せられた。